拡大版 2018年霞が関の異動 不祥事で変則人事続々 財務省 文科省 経産省 厚労省 内閣官房
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今夏の霞が関官僚の定期人事異動は、それぞれの官庁で起きた不祥事の影響を色濃く反映する結果となった。
財務省 幻の「茶谷主計局長」案
人事がもっとも難航したのは、女性記者へのセクハラと、学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る文書改ざん問題で、事務次官・国税庁長官が不在となっていた財務省だ。最終的には、事務次官に、本命視されていた岡本薫明主計局長(1983年大蔵省)が昇格することで決着した。しかし、主要ポストが決まるまでには紆余(うよ)曲折があった。
次期次官の待機ポストとも目される主計局長には、森友学園問題の国会答弁ですっかりおなじみになった太田充理財局長(83年同)が就く。これは事務方が昨年から想定した案。
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