経済・企業特集

リーマン・ショック10年 私のリーマン・ショック 坂本幸雄 政府無策の超円高がとどめ 産業界と銀行の関係は希薄に

    坂本幸雄(元エルピーダメモリ社長)
    坂本幸雄(元エルピーダメモリ社長)

     2008年9月15日、リーマン・ショックを契機に米国のサブプライムローン(低所得者向け住宅融資)問題が表面化した。直後、これは大変な問題になるとは認識していた。

     リーマン・ショック前にもDRAM(通電中は読み出しと書き込みがいつでも可能な半導体メモリー)価格は低迷していたが、08年9月以降、市況は2番底に。5ドルだった4ギガビット 品が約90セントに急落した。

     追い打ちを掛けるように、ドル・円相場で急激な円高が進行。リーマン・ショック前後の1ドル=95円までの円高なら赤字には陥らないという前提だったが、08年末には90円を割り込む円高が進行し、民主党政権下の10年から12年にかけて80円台、70円台と死活的な円高になった。

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