国際・政治東奔政走

決断遅れた岸田氏の総裁選不出馬 「1強」になびき、先の展望開けず=前田浩智

    記者会見で自民党総裁選への立候補見送りを表明する岸田文雄政調会長(東京都千代田区で7月24日)
    記者会見で自民党総裁選への立候補見送りを表明する岸田文雄政調会長(東京都千代田区で7月24日)

    「広島を中心に大きな豪雨被害が発生し、今も炎天下において復旧が進められ台風シーズンを前にして緊迫した状況にある。外交も北朝鮮問題、対米外交など難しい判断が求められている。私としては今回の(自民党)総裁選挙には出馬せず、安倍(晋三)首相を中心にさまざまな政治課題に取り組んでいく、これが適切な対応と判断した」

     自民党の岸田文雄政調会長が7月24日、東京都内の岸田派(宏池会)事務所で開いた記者会見で総裁選への立候補見送りを表明する姿をテレビで見ながら、38年前の「ハプニング解散」が脳裏に浮かんだ。ある派閥領袖(りょうしゅう)経験者からかつて、この時の中曽根康弘氏の判断が後の首相への道を切り開いたとの解説を聞いたことが思い出されたからである。

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