インド EV充電インフラ整備 政府が補助金投入=天野友紀子
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インド政府は2030年までに新車販売に占める電気自動車(EV)の割合を30%まで高める目標を発表した。15年に開始した補助金制度「EV生産・普及促進(FAME)インディア」の第2期(23年3月まで)をまもなく始動させ、充電インフラの設置に本腰を入れる計画だ。
18年3月に終了した第1期では79億5000万ルピー(約129億円)の国家予算を組み、EV購入に補助金を支給した。政府は、第2期では1期の10倍を超える938億1000万ルピーを拠出する方針だ。
2期予算の多くは充電インフラの設置に対する補助金に充てられるとみられている。FAME2期の目標は、人口100万人を超える都市で3年以内に、半径3~5キロごとに充電スタンドを設置し、幹線道路では25キロごとに充電所を整備することだ。政府は2期始動に向けて、充電設備の新たな国家規格を策定中という。
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週刊エコノミスト
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