新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online ワールドウオッチ

台湾 国際競技大会の中止 中国の圧力に衝撃=田中淳

 東アジアオリンピック委員会(EAOC)は7月24日の臨時理事会で、「台中市が持つ第1回東アジアユースゲームズの開催権を剥奪する」と決定、台湾全域に衝撃が広がった。

 東アジアユースゲームズは18歳以下のスポーツ大会で、「東アジア競技大会」の後継大会。5年前に2019年の第1回開催権を得た台中市は、日本や中国など9カ国・地域から2300人を迎え入れるためのインフラ整備を進めている。

 台湾各紙によると、台湾で近年、活発化している「東京奥運正名活動」が剥奪の口実にされたという。この活動は、20年の東京五輪・パラリンピックに「台湾」として参加できるよう働きかけていくもの。「一つの中国」を巡る問題から、台湾は「中華民国」「台湾」として国際スポーツ大会に参加できず、「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」を名乗らなければならない。

残り237文字(全文600文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事