再編進む小型旅客機市場 降下否めぬMRJの競争力=吉川忠行
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「日の丸ジェット」初のデモフライトは世界最大規模の航空ショーが舞台だった。ロンドン近郊で7月16日から開かれた「ファンボロー国際航空ショー」で、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が、最初に受注した全日本空輸(ANA)の塗装を身にまとい、会場上空からエンジンの静かさなどを約10分間アピールした。
「良さをわかっていただける。強い競争力がある」。MRJを開発する三菱航空機の親会社、三菱重工業の宮永俊一社長は意気込んでみせたが、ライバルはその先を進んでいる。
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週刊エコノミスト
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