国際・政治ワールドウオッチ

青島 観光シーズン本格化 テーマパークも誕生=松村淑子

 海が目の前に広がる青島は、昔から夏の観光地として中国国内では有名な街だ。そして、今年6月に当地で開催され、中国、ロシア、インドなどが参加した上海協力機構(SCO)首脳会議が、さらに青島の知名度を上げた。

 少し暖かくなった4月上旬から、当地の人気観光スポット「五四広場」は、例年より多くの観光客が訪れた。首脳会議のために特別に仕立てられた複数のビルをまたぐイルミネーションや、会場となる建設中の建物を海越しに見ることができたからだ。毎日祭りのようなにぎわいだった。

 そして、会議が終わり本格的に青島の観光シーズンが始まった。すでに市内に数多くある海水浴場はどこも「芋の子を洗う」ようなにぎわいだ。ちなみに青島では、その光景を「煮餃子」と言う。「水餃子をゆでているよう」という意味である。

残り254文字(全文597文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事