カリフォルニア 女性役員の登用義務化 州議会法案に賛否両論=瀧口範子
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カリフォルニア州に本社を置く株式公開企業が、女性の社外役員を少なくとも1人置く義務を課される可能性が出ている。州議会では現在、2019年末までに少なくとも女性役員を1人置き、さらに21年までに役員会が5人で構成される場合は2人以上、6人以上の場合は3人以上の女性を含めることを義務付ける法案が提案されている。
背後には企業内のセクハラ問題があり、女性役員がいれば防止に目が行き届くのではないかというわけだ。これによって株主の利益も守られる。株価指数算出会社MSCIの調査では、女性役員が3人以上いる企業は、全くいない企業と比べて株価純利益が45%高いという。
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