週刊エコノミスト Onlineワールドウオッチ

アルゼンチン 利用客が大幅に増加 活況続く国内航空業界=紀井寿雄

 2018年のアルゼンチン経済は、50年に1度の干ばつによる大豆の不作をはじめ、米国の政策金利の引き上げやトルコ・リラ危機などによる国際情勢の煽(あお)りを受け、マイナス成長が見込まれている。マクリ大統領は国際通貨基金(IMF)からの融資を受けることで、「緊急事態」からの脱出を目指している。

 こうした情勢の中で異彩を放っているのが、アルゼンチンの国内航空業界である。国内線の利用客は増加を続けており、18年8月も前年同月比13%増の約132万人を記録した。統計を始めて以降、これ…

残り362文字(全文602文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事