経済・企業ズバリ!地域金融

三重県を国内有数のごま産地にした三十三FG「地域おこしの玉手箱」=浪川攻 ズバリ!地域金融 第4回

三十三総研の伊藤公昭専務(三十三フィナンシャルグループ提供)
三十三総研の伊藤公昭専務(三十三フィナンシャルグループ提供)

 2018年、三重銀行(四日市市)と第三銀行(松阪市)の経営統合で発足した三十三フィナンシャルグループ(FG)では経営統合以前から、母体のひとつ、三重銀による地域活性化の取り組みが異彩を放ってきた。その中心にいるのが三十三総研(旧、三重銀総研)の伊藤公昭専務だ。その人物像を一言で言えば、「地域おこしプロジェクトの玉手箱」。とにかく、アイデア、理論構築、行動力にあふれている。博士号を持ち地域イノベーション学会理事でもある。

 伊藤氏は地域金融機関の真価は「地域連携事業化コーディネーターとしての役割を果たせるか否かにある」と言う。「地域連携」とは何か。

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