経済・企業ズバリ!地域金融

三重県を国内有数のごま産地にした三十三FG「地域おこしの玉手箱」=浪川攻 ズバリ!地域金融 第4回

三十三総研の伊藤公昭専務(三十三フィナンシャルグループ提供)
三十三総研の伊藤公昭専務(三十三フィナンシャルグループ提供)

 2018年、三重銀行(四日市市)と第三銀行(松阪市)の経営統合で発足した三十三フィナンシャルグループ(FG)では経営統合以前から、母体のひとつ、三重銀による地域活性化の取り組みが異彩を放ってきた。その中心にいるのが三十三総研(旧、三重銀総研)の伊藤公昭専務だ。その人物像を一言で言えば、「地域おこしプロジェクトの玉手箱」。とにかく、アイデア、理論構築、行動力にあふれている。博士号を持ち地域イノベーション学会理事でもある。

 伊藤氏は地域金融機関の真価は「地域連携事業化コーディネーターとしての役割を果たせるか否かにある」と言う。「地域連携」とは何か。

残り1050文字(全文1326文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月10・17日合併号

EV戦争202314 BYD、実質253万円の黒船EV 圧倒的な低価格で日本に照準■稲留正英17 トヨタのEV戦争 ソフトと製造の競争力確立が急務■中西孝樹23 中国で日本車苦戦 大衆車市場でシェア落とす■湯進26 急成長テスラ サイバートラックは予約200万件■土方細秩子28 日本車への警鐘 EV [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事