「異次元の子育て」でデフレ払拭 インタビュー 玉木雄一郎・国民民主党代表 本誌版「社会保障制度審」第18回
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第3子に1000万円を現金給付 「異次元の子育て」でデフレ払拭
出生率の低下に歯止めをかけると同時に、低迷する個人消費の喚起も狙い、第3子に対して1000万円を給付する「コドモノミクス」を打ち出した。政策の中身と効果を聞いた。
── なぜ、今「コドモノミクス」なのか。
■今、日本の最大の問題の一つが少子化だ。人口構造の変化によって社会保障制度にひずみが生じ、地方での過疎も深刻になっている。いずれも人口減少と少子化に起因する。しかし、政治家はしっかりと投票所に赴く高齢者向けの政策ばかりを考え、少子化の問題を30年、40年と先送りにしてきた。そろそろ、本当の構造改革をしないといけない。
政府と日銀はデフレからの脱却を唱えて、異次元の金融緩和政策を行っているが、デフレの一番の根っこには、「人口のデフレ」がある。だから、経済もデフレになる。そこに、正面から向き合っていく。
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週刊エコノミスト
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