法務・税務2040年の社会保障を考える

成長戦略としての医療・ヘルスケア 健康増進と財政抑制は両立可能=翁百合 本誌版「社会保障制度審」第19回

    医療分野の課題解決と経済成長の関係
    医療分野の課題解決と経済成長の関係

    医療や介護は、国民の安心につながる社会保障制度の主要な柱である。同時に、今後の日本の経済成長にとってもきわめて大きな影響を持つ分野でもある。今後の高齢化による需要増に応じて医療福祉分野の就業者数が増加すると仮定すると、その割合は2018年度の12・5%から40年度には2割弱にも達し(厚生労働省「2040年を見据えた社会保障の将来見通し」)、卸小売業、製造業を上回ることが予想される。そしてこれらを中核として広がるヘルスケアの分野も、国民の「健康寿命延伸」への願いを背景に需要拡大が期待され、さまざまな業種の企業が参入を検討している、有望な市場である。

     特に、医療関連、ヘルスケアを手掛けるさまざまな企業の活動拡大は、日本の経済成長に不可欠である。これ…

    残り2779文字(全文3105文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月25日号

    残る・消える地銀16 本業の貸し出し低迷続き 半数超で衰える収益力■岡田 英/白鳥 達哉17 地銀全104行 収益力ランキング20 指標別ランキング 〈与信費用〉 4分の3で増加、想定超も21          〈貸出金利回り〉3割が「1%割れ」22          〈不動産業向け貸出比率〉大正が [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    最新の注目記事

    ザ・マーケット