「評論家である以上、良い悪いははっきり言う」伝説の大打者=張本勲・野球評論家 問答有用/715
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歯にきぬ着せぬ物言いで、舌鋒(ぜっぽう)鋭くプロ野球を批評する球界のご意見番が、自身の打撃理論から幼少時の過酷体験まで語った。
(聞き手=松本惇・毎日新聞社会部記者)
「評論家である以上、良い悪いははっきり言う」
「ポスティングシステムは人身売買。対等な選手と交換できる制度が必要だ」
── 日曜朝のTBS系「サンデーモーニング」での姿がおなじみです。さまざまなスポーツで良いプレーをした選手には「あっぱれ」、悪い場合は「喝」を入れていますが、心掛けていることは。
張本 評論家である以上、良いか悪いかははっきり言う。お茶を濁したようなコメントはしやすいけど、それでは評論家がいる意味がないからね。ただし、選手を非難したり、人格を否定するような発言はしていないし、する資格もない。
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週刊エコノミスト
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