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カリフォルニア 自分の「ルーツ」調査 基準変更で悲喜こもごも=瀧口範子

 遺伝子解析によって自分のルーツ(つまり人種)を特定してもらうサービスは、米国で人気のサービスの一つだ。多くの国から集まった移民で構成される米国には日本のような戸籍がなく、先祖については、家族で言い継がれた程度しか知らない人がほとんどだ。だが近年、遺伝子分析サービスによって100ドル(1万1300円)程度で自分の人種組成が分かるようになった。

 このサービスを提供しているのがサンフランシスコにも開発拠点がある「アンセストリー・ドットコム」だ。唾液を送れば数週間で「40%フランス系、20%英国系、10%イタリア系……」などと先祖の出身地が分かる。

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