英国 格安スーパー急成長 大手テスコも参入=酒井元実
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英国のスーパーマーケット業界で、格安スーパーのシェアが急拡大している。その代表格はドイツから上陸した「アルディ」「リドル」だ。そうした中、業界最大手のテスコが、格安スーパー「ジャックス」を新たに展開すると発表した。
英国産の生鮮食品を主力商品に据え、ほとんどが他の欧州諸国からの輸入品を扱うドイツ系2社との差別化を図る。さしあたっては郊外に2店を開設するが、今後は既存店への併設や格安店への業態転換を検討中だという。
かつての格安スーパーには「安かろう悪かろう」のイメージが付いて回り、主に低所得者層が利用する郊外店という認識だった。ところが、格安で質の良いプライベートブランド(PB)を徹底投入する方針にかじを切り、住宅地のターミナル駅近くに積極的に出店した結果、中所得者層が訪れる店に変貌した。
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週刊エコノミスト
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