サウジアラビア 労働力の自国民化 消費担う外国人に影響=庄秀輝
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サウジアラビアは他のGCC(湾岸協力会議)メンバー国と異なり、全国民に占める自国民割合が高い。自国民(サウジ人)が総人口の約3分の2を占める。かつ、平均年齢は若く、サウジ人の6割が30歳未満と言われる。天然資源で潤うGCC諸国は基本的に自国民比率が低く、建設業を筆頭に各種サービス産業や治安維持機能の一部でさえ外国人労働者に依存している。
サウジアラビアも多くの外国人労働者を国内に抱えているが、近年は外国人が担っている仕事をサウジ人化しようとの動きが顕著になっている。サウジ人の職場を確保するための「サウダイゼーション政策」だ。
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