カリフォルニア 一般向け遺伝子情報 サービス多様化で争奪戦=二村晶子
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自分の遺伝子を調べれば、最適な運動法などが分かるようになり、遺伝子検査サービスは身近な存在になっている。きっかけは米食品医薬品局(FDA)が2017年、医師を通さなくても利用者が遺伝子検査サービスを直接受けられるように規制を緩和したからだ。企業間で技術的な差はほとんどなく、ビジネスモデルやサービス内容で差別化を図っている。
へリックス(本社・サンカルロス)が目指すのは、遺伝子解析分野のプラットフォーム(基盤提供)会社だ。利用者は同社の遺伝子解読サービスを利用したうえで、提携企業が提供するDNAアプリと呼ばれる解析サービスを利用する。DNA情報は登録され、新しい解析方法を製品化した場合もそのまま利用できる。また競合他社は遺伝子解読の対象を一部としているのに対し、同社は対象を拡大して従来の100倍の情報量を取得するとい…
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週刊エコノミスト
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