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インドネシア大統領選が始動 カギ握る若年層=六角耕治

プラボウォ氏(左)とサンディアガ氏
プラボウォ氏(左)とサンディアガ氏

 投開票日となる来年4月17日まで、約7カ月間にわたるインドネシア大統領選と総選挙の選挙活動が始まった。大統領選は2014年選挙時と同じ、ジョコ・ウィドド大統領(57)と、最大野党グリンドラ党のプラボウォ・スビアント党首(67)の一騎打ちの構図。両候補とも1億8000万人を超える有権者のうち8割以上を占めるイスラム教徒、4割以上のミレニアル世代(1980~90年代生まれ)の票取り込みに必死だ。

 ジョコ氏は、副大統領候補にイスラム指導者会議のマアルフ・アミン議長を擁立。イスラム票を固める一方で、アジア大会の組織委員会会長だったエリック・トヒル氏を選対本部長に任命。40代で複数のメディア企業を所有するトヒル氏も加え、若者の支持獲得を図る。

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