永江朗の出版業界事情 「本の日」は背水の陣の悲鳴?
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11月1日は「本の日」である。東京都区内を除く全国各地方の有力書店が加盟する書店新風会が制定し、昨年、日本記念日協会へ申請、登録された。出版業界4団体(日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、日本書店商業組合連合会)が後援する。
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「本の日」のサイトには「全国の本屋さんそれぞれが、お客様に喜んでいただけるような企画を考え行いながら本屋に足を運んでいただこうという活動です」とある。「本の日」という名称だが、実質的には「本屋の日」、あるいは「本屋に行く日」だ。
11月1日が選ばれたのは、「1」を本に見立てると、本棚に本が並んでいるようだから。参加書店での図書カードプレゼントキャンペーンは11月1日から11日まで行われる。この期間は読書週間(10月27日~11月9日)とも重なる。
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