永江朗の出版業界事情 広がる「コンビニ+書店」複合店
有料記事
取次最大手の日本出版販売(日販)は、この8月、100%子会社のNICリテールズとファミリーマートとの包括提携契約を締結し、コンビニ・書店一体型店舗の展開を発表した。佐賀県小城市にオープンしたその第1号店「ファミリーマート積文館書店三日月店」は、イートインやカフェもあり、総売り場面積170坪のうち100坪を書店部分が占める。
取次第2位のトーハンは、すでに4年前の2014年、グループ会社の明屋(はるや)書店とセブン─イレブンを一体化させた店舗を愛媛県に開いている。こちらは入り口とレジこそコンビニ部門と書店部門で別々だが、中で行き来できるようになっている。
残り612文字(全文892文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める