永江朗の出版業界事情 異常な返品率がもたらす環境負荷
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英国高級ブランドのバーバリーは、売れ残り品の廃棄処分を中止すると発表した。この7月、同社がブランド保護のために大量の売れ残り商品を破壊・処分していることを英BBCが報じて以来、批判が高まっていることを受けての処置だ。
BBCによると、バーバリー社が昨年1年間に破壊・処分した衣料品やアクセサリーは日本円にしておよそ42億円相当で、過去5年では132億円にも上る。当初、バーバリー社は、焼却の際のエネルギーは再利用されるので環境に優しい措置だと強弁していたが、世間の批判には抗しきれなかった。
しかし、同様の処分はどの高級ブランドでも行われているといわれる。売れ残り品が流出して安売りされるのを防ぐためだ。
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週刊エコノミスト
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