法務・税務2040年の社会保障を考える

「参加型社会保障」自己実現できる社会を 長妻昭・立憲民主党代表代行・政務調査会長にインタビュー 本誌版「社会保障制度審」第22回

「自分の持ち味を発揮できる社会を」
「自分の持ち味を発揮できる社会を」

 野党第1党の立憲民主党はどのような社会保障を目指すのか。「ミスター年金」の異名をとり、社会保障政策に詳しい同党の長妻昭・代表代行に話を聞いた。

(聞き手=稲留正英/米江貴史・編集部)

本誌版「社会保障制度審」一覧

「参加型社会保障」で自己実現できる社会を 3年間の緊急対策で待機児童ゼロに

── 立憲民主党が目指す社会保障の姿は何か。

■モデルケースは欧州や北欧のポジティブ・ウエルフェア(参加型社会保障)だ。これは「自己実現ができる」「自分の持ち味を発揮できる」社会に向け、環境を整備していくことだ。従来の「消費型・保護型」の社会保障は、生活保護などのサービスを消費するとそれで終わりだが、ポジティブ・ウエルフェアでは労働市場、地域社会や家庭への参加を促す。

残り2526文字(全文2852文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事