WASHINGTON D.C. 食品を夜頼めば翌朝配送 人心つかむネット購入=小林知代
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筆者の隣のお宅は4人家族。その家族構成にしては「なぜこんなに」というほど大量の使用済み段ボール箱がきれいにたたまれて、毎週、リサイクルゴミの曜日に積まれているのが、不思議で仕方がなかった。その理由が最近ようやくわかった。彼らは、生鮮食料品をネットで注文し、毎日のように配送してもらっているからだ。
ワールドウォッチ
日本でも一部地域で実施されている生鮮食料品のネット通販は、米国では飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びている。食品マーケティング協会(FMI)と消費調査会社「ニールセン」の調べによると、米国では2018年、過去3カ月に1度は購入した人は5割を超え、2年前の23%に比べて倍以上に増えた。利用率は、30代では6割を超し、22年には7割の消費者がネット通販で生鮮食料品を買うようになるという。食品や飲料全市場のうち…
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週刊エコノミスト
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