新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online ワシントンDC

WASHINGTON D.C. サウジ記者殺害で市民も政治家も抗議意思=高井裕之

 ワシントンDCでは今、サウジアラビア大使館の前の通りを「ジャマル・カショギ通り」に改称することを求める署名運動が起きている。すでに1500人が署名し、2000人に達したらバウザー市長に請願に行く計画もあるという。

ワールドウォッチ

 運動の発端となったその事件は10月2日にトルコのイスタンブールで起きた。婚姻関係の書類を取りに訪れた同地のサウジ総領事館を最後に、サウジ国籍のジャーナリストのジャマル・カショギ氏の行方が分からなくなり、その2週間後にサウジ政府が総領事館内で同氏が殺害されたことを認めた。

 10月末のトルコ政府の公式発表によれば、同氏は入館後すぐにサウジ人の集団に絞殺され、遺体は切断されて処分されたという。サウジ政府は、遺体は犯人が地元の共謀者に引き渡したと発表した。しかし、トルコ政府はそれを否定し、強力な酸で溶かされた可能性が高いとされる。遺体は現時点(11月12日時点)ではまだ見つかっていない。

残り1174文字(全文1583文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事