南壮一郎 ビズリーチ社長 企業と求職者をネットでつなぐ
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137万人以上が会員登録し、累計9300社が利用している転職サイト「ビズリーチ」。企業が会員の人材データベースを閲覧でき、直接アプローチできるのが特徴だ。
(聞き手=下桐実雅子・編集部)
「ビズリーチ」はインターネット上で自分のキャリアを考える場所で、毎月4万人の即戦力人材が登録しています。平均年齢は40歳、管理職や専門職、グローバル人材です。「ダイレクト・リクルーティング」というシステムで、企業は会員である求職者の職務経歴書を見て、直接メールを送ってスカウトできます。必要な人材を待っているのではなく、取りに行ける。採用という受け身の仕事を、主体的で能動的な仕事に変えてきました。
人生100年時代と言われて、長く働く人が増えています。また、会社と個人が運命共同体という終身雇用の働き方が難しくなっている。かつての米国がそうでしたが、終身雇用や年功序列は製造業のためにつくられた仕組みです。労働者を教育して技術伝承するのが基本設計。ですが、サービス業が増えてきて、その仕組みが変わっている。社会構造と産業構造の変革が同時に起きているのです。
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週刊エコノミスト
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