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台湾統一地方選 与党・民進党大敗で苦境に立つ蔡英文政権=近藤伸二

2020年の再選が厳しい状況になりつつある蔡英文総統
2020年の再選が厳しい状況になりつつある蔡英文総統

 2020年台湾総統選の前哨戦となる統一地方選が11月24日に行われ、与党・民進党が大敗。県市長ポストを半減させ、焦点の南部・高雄市長選でも国民党に敗れ、蔡英文政権への不信任を決定付けた。蔡総統は党主席を引責辞任し、総統選の行方は混沌(こんとん)としてきた。

 統一地方選のうち影響力が大きい22県市長の獲得ポストは、国民党15(現有6)、民進党6(同13)、無所属1(同3)。行政院(内閣)直轄6市(台北、新北、桃園、台中、台南、高雄)でも国民党が3ポストを奪い、2ポストの民進党を上回った。

 今選挙の象徴となったのが、高雄市長選を制した国民党の韓国瑜氏だ。

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