新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

法務・税務 税務調査が狙っている

マイナンバー 証券口座への提供期限は年内 所得・資産は“ガラス張り”=儘田佳代子

所得・資産の捕捉が進む……(マイナンバーの交付)
所得・資産の捕捉が進む……(マイナンバーの交付)

 株式や投資信託などの取引で特定口座やNISA(少額投資非課税制度)口座を開設している場合、利用者が証券会社や銀行にマイナンバー(個人番号)を提供する猶予期間が今年末で終了する。マイナンバーを提供しない場合、来年以降はNISA口座を再度、開設しなければならないこともあるなど、取引に制約がかかる恐れがある。2021年をメドに銀行口座へのマイナンバー提供も義務化される可能性があり、マイナンバーを通じた当局による所得・資産の捕捉が一層進むことになる。

 13年5月に成立した改正マイナンバー法により、日本国内の全住民に一人ひとり異なる12ケタのマイナンバーが割り当てられることになった。実際に15年10月からマイナンバーの通知が始まり、社会保障・税・災害対策の分野で利用がスタート。申告・納税手続きが簡素化される特定口座や、NISA口座での取引には16年1月以降、マイナンバーの提供が義務付けられた。また、株式・投資信託などの売却代金や配当金などの支払…

残り1031文字(全文1456文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事