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EV大国・中国「質の向上」にシフトチェンジ 地場メーカーに国際競争力求め=湯進

中国の地場メーカー「NIO」のEV=18年11月(筆者撮影)
中国の地場メーカー「NIO」のEV=18年11月(筆者撮影)

 電気自動車(EV)向けの電池「リチウムイオンバッテリー(LiB)」シェアで世界4位のJ&Rオプティマムエナジー(堅瑞沃能、本社・中国陝西省)は、11月に開催した株主総会で「上場廃止基準に該当する可能性がある」と発表した。2018年1~9月期に470億円の赤字に転落し、負債総額約3000億円を計上したためだ。

 J&Rの失速は、中国政府がEVや燃料電池車(FCV)を含む「新エネルギー車(NEV)」向けの補助金基準引き上げの余波だ。NEVの大半を占めるEVの生産にブレーキがかかったことで、EVメーカーからのLiB受注が大幅に減少し、資金繰りが急激に悪化したのだ。

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