韓国 光州市も出資の自動車工場構想「5年間賃上げなし」で難航=堀山明子
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韓国南西部に位置する光州市は12月4日、国内最大手の自動車メーカー「現代自動車」と共同で新工場を建設する暫定合意を締結した。自治体と企業が共同出資し、労使、市民社会が協力する新たな「社会統合型雇用」を目指している。
同市は590億ウォン(約59億円)、現代自動車が530億ウォンずつ投資し、年間10万台の小型スポーツ用多目的車(SUV)を生産する計画で、2021年の操業開始を目指す。
同市は若者の失業問題が深刻で、昨年は人口8200人以上が純流出し、うち66%が20~30代だった。実現すれば、協力企業も含め1万2000人の雇用が創出されると期待されている。ドイツのフォルクスワーゲン社がウォルフスブルク市と01年に設立した生産法人「アウト5000」をベンチマーキング(指標)にしたという。
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週刊エコノミスト
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