インド 政府発表の経済統計に改ざんの疑い=成田範道
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インド政府が11月28日に発表した国内総生産(GDP)の遡及(そきゅう)データに、政府による操作の疑いが持ち上がり、野党や経済学者を巻き込んだ論争に発展している。
政府は2015年度からGDPの算出方法を変更し、以後は新算出法による新データを発表している。新算出方法による遡及データは、過去との比較が可能とのことだったが、発表された05年以降の遡及データは現野党・インド国民会議派が率いた前政権時代(04~14年)の経済成長率を大きく引き下げるもの。前政権時代のGDP成長率は旧デー…
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週刊エコノミスト
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