ドル・円 ドル高圧力再燃も上値重く=植野大作
有料記事
米国の利上げは年明けから「一時停止モード」に移行し、年初はドル安・円高気味の展開で始まる。だが、長期金利と短期金利の差がまだ逆転もしていない状態で一部の市場関係者が喧伝(けんでん)している「米国経済失速ストーリー」は杞憂(きゆう)に終わり、景気拡大が過去最長の120カ月となる年後半にはドル高圧力が再燃するだろう。
米金利の先高観が後退する中、ドルの上値は重たいが、世界一の流動性を誇る安全資産である米国債の利回りが、先進国最高の水準で高止まりしている間、下値も堅い状況が続く。
残り321文字(全文561文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める