週刊エコノミスト Onlineワールドウオッチ

フィリピン バイクタクシー、存亡の危機=小故島弘善

 フィリピンのバイクタクシーがなくなる可能性がある。マニラなど東南アジアの各都市では、渋滞が社会問題となる中、速い移動手段として使われることが多いが、フィリピンの法律では営業を可能とする根拠法が存在しない。当局は取り締まりに動き出しており、事業者の反発の声が高まっている。

ワールドウォッチ

 最高裁判所は2018年12月、運輸省と陸運統制委員会(LTFRB)によるバイクタクシー事業者の取り締まりを認める仮処分命令を発した。LTFRBのデルグラ委員長は「バイクは“危険な乗り物”だ」と主張し、安全を優先するべきとの見解だ。バイクタクシーの事業継続を認めていた同8月のマンダルヨン地方裁判所の判決を退けた…

残り450文字(全文750文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事