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カリフォルニア 中国EVメーカー 米企業に委託生産=土方細秩子

 電気自動車(EV)開発が急速に進む米国に、中国のEVメーカーが上陸することになりそうだ。米ロサンゼルスの自動車メーカー、ミューレン・テクノロジーと中国の前途汽車(キアントゥ)が2018年12月、業務提携を発表し、キアントゥ社の小型スポーツEV「K50」をミューレン社が20年以降に米国内で製造・発売することを明らかにした。

 K50は、軽量化のためフレームはアルミニウム、車体にはカーボンファイバーを採用し、継続走行距離は380キロを超える。中国では18年8月から販売を始め、価格は75万4300人民元(約1200万円)。EV大手テスラの「テスラ・モデルS」に匹敵する価格だが、米国では一部で米国産部品を調達してコスト削減を図るといい、ミューレン社は「期待以上の低価格になる予定」としている。

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