台湾 徴兵制終了は失敗? 早くも復活待望論=田中淳
有料記事
台湾軍は徴兵制を撤廃し、2019年から完全志願制に切り替えた。ハイテク化による「数より質」の流れや若者の兵役離れが背景にあるが、必要最低限の兵力を維持できていない現状を憂う声は根強い。
台湾軍は1950年から、期間2~3年の徴兵制を実施してきた。90年には2年とし、民主進歩党(民進党)が政権を掌握した00年には1年10カ月まで短縮。同年、特定技術の分野で産業訓練や実務に従事すれば、兵役が免除される「替代役」も始まった。親中国の馬英九政権はさらに…
残り339文字(全文564文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める