上海 進む家庭ごみの分別 環境意識向上に一役=高橋大輔
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2018年7月から上海に赴任している。賃貸マンションでの生活も慣れてきたが、日本と大きく違う点、それがごみ捨て。日本では各家庭で分別し、収集日の朝に集積所へ持っていったが、こちらでは自ら分別する必要はなく、各フロアの階段の踊り場に置かれた大きなポリバケツに、家庭ごみを種類問わず出すことができる。あとはマンションの清掃員が回収する仕組みだ。
それが18年9月以降、捨てる場所は遠くなり分別が必要になった。17年3月に国家発展改革委員会と住宅都市農村建設部が「生活ごみ分類制度実施方案」を発表し、中国国内46都市で方案や行動計画を策定することになった。上海市も18年2月、方案を発表。私の住むマンションでも各フロアのポリバケツは撤去され、地下駐車場に設置されたごみステーションに生ごみ、乾いたごみ、リサイクルごみ、有害ごみを分類することになっ…
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週刊エコノミスト
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