投資・運用負けない投資信託2019

インタビュー 好成績投信2社に聞く「顧客本位」の本質 中野晴啓・セゾン投信社長

中野晴啓 セゾン投信社長
中野晴啓 セゾン投信社長

「買って持ち続ける」ため直販にこだわる

 金融庁が開示を求めた共通の成果指標(KPI)=25ページ参照=で、含み益の顧客の比率が高い投信会社2社にその投資哲学を聞いた。

(聞き手=村田晋一郎/下桐実雅子・編集部)

── 業界の状況をどう見るか。

■金融庁は顧客本位の業務運営を求めているが、その重要性や本質的な意義を理解したうえで、実践していこうという会社は多くない。毎月分配型ファンドを一切売らないという銀行もあるが、本音は「金融庁が顧客本位でないと言ったから」だろう。業界全体の取り組みはいまだ表層的というのが、率直な2018年の総括だ。

残り1281文字(全文1548文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月6日号

上がる金&揺らぐドル 史上最高値への地殻変動16 米実質金利との逆相関 崩れた背景に中銀の買い ■村田 晋一郎/谷道 健太19 これで分かった! 「金」の基礎知識 Q&A ■池水 雄一 徹底展望 2023年末 金価格の見通し22 2300ドル 非民主的国家が買い増し 西側への不信で分断拡大 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事