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第11回 人口減を直視しない地域と現実性ない地銀の収益予想=浪川攻

地域も未来に向けて歩く(撮影=中村琢磨)
地域も未来に向けて歩く(撮影=中村琢磨)

 ある九州地域の地銀の頭取が県で開催された人口増加に向けた委員会の話を教えてくれた。

「さまざまな提案が出されて、報告書がまとまった。人口増のシミュレーションを事務局が策定した。10年後、県内人口が増加に転ずるという内容だった」

 おそらく、人口減に直面する各道府県が同様の取り組みをしているはず、と言う。その結果、すべての道府県のシミュレーションの数字を合計すると、「わが国は順調に人口が増加していて、人口問題は消えている」と最後は苦笑交じりの結論である。

 現状、日本では地域の人口増加は移民の受け入れなどがない限り、他の都道府県からの移住でしか実現しない。したがって、増える道府県があれば、その分、他の道府県で人口は減少するしかない。しかし、すべてが自分たちだけが増えるビジョンを掲げているという話である。

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