『なぜ人と人は支え合うのか』『MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ』『穏(おだ)やかな死のために』『一切なりゆき』
有料記事
『なぜ人と人は支え合うのか』 渡辺一史著 ちくまプリマー新書 880円
ヘイトスピーチがはびこる現代社会。同時に障害者に侮蔑的な言葉を吐く人も少なくなく、2016年にはあの痛ましい相模原市の障害者殺傷事件が起きてしまった。障害者とのボランティア交流を描いた前著『こんな夜更けにバナナかよ』から実に15年の歳月を経て、著者は今度は、障害者を考えることは健常者を考えることであり、そもそも人と人はなぜ支え合うのか、という根本を突き詰めていく。善意や美談では済まない、人間の本質に深く迫る一冊だ。(K)
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週刊エコノミスト
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