教養・歴史書評

『拗ね者たらん 本田靖春 人と作品』『経済学者の勉強術』『問いからはじめる現代企業』『武器としての情報公開』

    『拗ね者たらん 本田靖春 人と作品』 後藤正治著 講談社 2400円

     読売新聞記者から独立、数々の傑作ノンフィクションを残した故本田靖春氏。その人生を同じくノンフィクションを生業とする著名作家が回顧した出色の評伝。幼児誘拐事件の全体像に迫った『誘拐』、先輩のエース記者が検察に逮捕された事件を追った『不当逮捕』。主要作品ごとに本田と編集者らの交流を通じ、彼が「戦後社会」と「自由な言論」にこだわり続けた骨太な姿を明らかにする。自らを「拗ね者」としつつ、実際は周囲を気遣う優しい人だった。(W)

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