スウェーデン 病児の看護欠勤の補償 政府が検査体制強化へ=綿貫朋子
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手厚い子育て政策で知られるスウェーデンでは、充実した育児休暇制度のほかに、子供の病気の介護などで欠勤した場合に国が所得を補償する制度がある。同制度は「子供の介護」を略した「バブ(Vab)」と呼ばれ、8カ月以上12歳未満の子供を対象に、看病だけでなく病院への同伴で欠勤する場合にも利用でき、休業により支払われなかった給与の約8割相当を国が補償する。
保険庁によると、2017年には計約60億クローナ(約740億円)が支給された。祖父母など、子供の親でなくとも利用できるが、今年1月からは欠勤初日に義務付けられていた保険庁への届け出が廃止され、利便性が高まっている。
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週刊エコノミスト
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