オーストラリア 18年の新車販売3%減 SUVの人気は継続=守屋太郎
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連邦自動車工業会(FCAI)が1月4日に発表した統計によると、2018年の豪新車販売台数は115万3111台で前年比3%減となった。堅調な景気や低金利を背景に、3年連続で過去最高を更新していたが、4年ぶりに減少に転じた。「住宅市況の鈍化、貸し付けの締め付け、干ばつといった豪経済の厳しい環境を反映した」とFCAIは分析している。
豪住宅価格は17年以降、金融機関の貸し出し規制を背景に調整局面にある。住宅市況と直接の関連はないものの、人生最大の買い物である住宅の価格下落が消費者の心理を冷やし、新車販売にも波及した可能性がある。直近18年12月の販売台数は、前年同月比14・9%減と特に落ち込んだ。
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週刊エコノミスト
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