台湾 ファーウェイ新機種 長蛇の列に当局警戒=井上雄介
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孟晩舟CFO(最高財務責任者)の逮捕騒動で一躍世界の耳目を集めた中国の華為技術(ファーウェイ)。同社のスマートフォン「Mate X」の最新機種の発売が1月半ば台北でも始まり、台湾最高層ビル「台北101」近くの同社旗艦店を早朝から二、三重の長蛇の列が取り巻いた。台湾当局はファーウェイ製品に警戒感を強めているが、庶民はどこ吹く風だ。
ファーウェイ製品は、日米欧などで安全保障上の懸念から排除の動きが強まっている。台湾経済省傘下の研究機関、工業技術研究院もファーウェイのスマートフォンとサーバーの不使用を発表した。行政院(内閣)のコラス報道官は、総統府や中央政府ではもう数年前から、ファーウェイを含む中国製情報通信機器の公務での使用を禁止していると強調した。
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