ブラジル 治安対策の一環で銃所有の規制を緩和=美代賢志
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ボルソナロ政権が発足し、1月15日に銃の所有に関する規制緩和が行われた。今回の緩和は、大統領選で公約していた治安対策の一つ。犯罪の多い地域に住む住民は、前科がないなどの条件を満たせば、自衛のために自宅や商用設備内で銃の保有を認められることになった。
基本的に銃規制は賛否が分かれ、国民的同意を形成しにくいのだが、賛成派の意見でも大きいのが、犯罪者が銃を所持しているという考えだ。ある定年退職した元警察官は、「凶悪犯が出所後に報復してくるタイミングは、我々の定年後である。丸腰では歩けない」…
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週刊エコノミスト
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