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週刊エコノミスト Online 東奔政走

参院選「与党改選過半数」止まりなら、安倍1強は求心力低下で終幕か=前田浩智

安倍政権は「毎月勤労統計」の調査不正問題で揺れている(2019年2月1日)
安倍政権は「毎月勤労統計」の調査不正問題で揺れている(2019年2月1日)

 2019年も明けて1カ月が過ぎた。国会召集が1月28日と例年よりも遅く、長い冬眠状態が続いた反動なのか、政界関係者に会うと、「どうなる19年」「どうなる参院選」「どうなる安倍政権」──に話題が集中する。動きが見えにくくても、断片的な情報を手がかりに底流の動きを推し量り、先読みにエネルギーを注ぐ。永田町はそうした面々が多い。本稿では、そんな先読みのいくつかを紹介する。

 まずは、夏の参院選の行方から。これが話題にならない方が珍しい。第1次安倍政権は12年前の07年参院選で惨敗し、安倍晋三首相は同年9月、体調不良を理由に退陣したからである(棒線以下の質問は筆者、カギカッコ内の答えは主に自民党の幹部、閣僚経験者ら。テーマにより筆者の判断で合成した)。

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