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究極のエコカーは「太陽光」で走る 自動車の電動化で大きな商機=松永新吾/25

太陽電池(PV)パネルを搭載したプリウスPHV(写真は「スマートコミュニティジャパン2016」の会場で筆者撮影)
太陽電池(PV)パネルを搭載したプリウスPHV(写真は「スマートコミュニティジャパン2016」の会場で筆者撮影)

自動車の電動化で大きな商機

 自動車の歴史が大きく変わろうとしている。フランスが2040年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を終了する方針を打ち出し、英国も40年までにガソリン車、ディーゼル車の販売を全面的に廃止すると発表した。

 世界最大の自動車市場となった中国も電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)などの新エネルギー車(NEV)、いわゆるエコカーの販売義務を強化する方針を打ち出している。100年以上続いたガソリンエンジンの歴史がすぐに終わるわけではないが、脱ガソリン車の流れが逆行することはないだろう。

 なぜ各国が自動車の電動化を推進するのか。それは、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素の排出を抑制するためだ。16年に発効したパリ協定(20年以降の温室効果ガス排出削減のための新たな国際的な枠組み)においても、自動車部門での二酸化炭素排出削減が求められている。

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