新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

テクノロジー 図解で見る電子デバイスの今

半導体需要で好調な電子材料ガス 市場拡大で相次ぎ増産=松永新吾/26

 電子材料ガス(エレクトロニクスガス)は、半導体や液晶、太陽電池などさまざまなエレクトロニクス製品を製造する際に使用する特殊な高純度ガスである。大きくは、半導体の配線などを形成する材料ガスと、エッチング(半導体の微細加工などを行う工程)や製造装置のクリーニングなどに使用するプロセス用のガスがある(表)。

 例えば、三フッ化窒素(元素記号はNF3 以下同)や塩素(Cl2)は製造装置のクリーニングガスとして広く利用されており、六フッ化タングステン(WF6)は半導体のタングステン配線材料として需要が急増している。NAND(書き換え可能で、電源を切ってもデータが残る)メモリーやDRAM(記録保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)など半導体メモリーのエッチングガスとしては、臭化水素(HBr)、モノフ…

残り3149文字(全文3501文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事