ペルーのガラス大手ＡＧＰグループは昨年、ベルギーの同業ソリベールを買収し、ＡＧＰにとって欧州初の生産拠点を確保した。

　イノベーションとは程遠いイメージのペルーだが、ＡＧＰは防弾乗用車と、軍事産業向けの防弾ガラス製造で成長を続け、現在では世界６５０社以上の顧客を持つまでになった。ペルーに２工場のほか、ブラジルに１工場、コロンビアに１工場も展開する、ペルーを代表するグローバル企業だ。

　主力製品は、電気自動車（ＥＶ）や自動運転車向けの「ｅガラス」のほか、乗用車用防弾ガラス、軍事車両用防弾ガラスなど多岐にわたる。