タイ 私立病院の価格統制 賛否両論が白熱=澤木範久
有料記事
政府は、2019年1月22日の閣議で私立病院の医療費を価格統制下に置くと決めたが、賛否両論が起きている。
タイの私立病院は、公立病院と比較して医療費が極めて高い。『バンコク・ポスト』紙によると、白内障手術で2・6~14・7倍、かぜの治療では3・5~4・7倍。価格統制はこれを是正する狙いだ。
消費者団体「消費者基金」のサリー事務局長は「私立病院は高額で、消費者に不公平」と歓迎する。一方、私立病院協会のポンパット会長は「私立病院は国家の補助がなく、…
残り339文字(全文564文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める