ロシア 北朝鮮との関係拡大へ 露朝会談も視野に=大前仁
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米国と北朝鮮が2月末に2回目の首脳会談を開くことが決まり、これに連動する形で、朝鮮労働党の金正恩(キムジョンウン)委員長が今春にもロシアを訪れるとの観測が浮上している。会談候補地の一つに挙げられたのが、東シベリアのウランウデ。バイカル湖からも遠くない都市は、2011年8月に当時の金正日(キムジョンイル)労働党総書記が訪問した「ゆかりの地」だ。
このようにロシアは北朝鮮との関係拡大を模索しながらも、国連が発動した制裁を順守する構えだ。制裁では今年末までに北朝鮮の労働者を帰還させるよう義務づけている。ロシア国内の北朝鮮労働者の登録数は、17年12月の段階で約3万4000人だったが、すでに約1万1000人まで減らされているという。
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週刊エコノミスト
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