韓国 半導体クラスター建設 立地誘致で対立激化=嚴在漢
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国家最重要産業の半導体クラスター(集積団地)建設をめぐる論戦が激化している。ソウルに近いことから経済効率のよさを強調する京畿道(キョンギド)(龍仁(ヨンイン)市)と、地域の均衡発展を訴える慶尚北道(キョンサンプクド)(亀尾(クミ)市)や忠清北道(チュンチョンプクド)(清州(チョンジュ)市)などが、激しく対立しているためだ。
政府の半導体クラスター建設プロジェクトは、向こう10年間で120兆ウォン(約12兆円)を投じ、1万の新しい職場を創出するのが狙い。だが、敷地費用を除く大半の投資費用は企業側の負担だ。それだけに企業理念が反映されないクラスター立地は、将来的に大きな課題を残しかねない。
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週刊エコノミスト
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